お供え物を送る場合に適したものとNGなもの

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届いたお供え物にビビる

お供え物を法要での手渡しではなく、送るとなると経験って意外と少ないと思うのですがいかがでしょうか?

私は遡ること九カ月前の2月に母を亡くしたのですが、遠方の親族は呼ばずに身内だけで葬儀を済ませました。

今月半ばに喪中はがきを送ったことにより、こちらの引越し先が分からずに連絡が取れず疎遠になっていた従兄から遅ればせながらのお供えが届きました。

お礼の連絡を入れると、従兄側も1月にお母様(私の叔母)を亡くされたとのこと。

ということで、こちらも遅まきながらのお供えを送ることになりましたが、今までにお供え物を送ったことがなく考え込んでしまいました。

従兄から届いたお供えものは桐箱入りのお線香でした。

従兄のご家庭はとても裕福ですので、桐箱入りの普通ではない香りを放つお線香にさぞや高級な一万円ぐらいものを送られてしまったのではとビビってしまいました。

お供え物の定番と相場

こちらも従兄に送るお供え物をネットショップなどで調べていくと定番はまさに「高級線香」。四十九日の時には「高級ロウソク」を頂いた事もあります。

そして送って頂いたお線香と同じものもそこには出ていたのですが、金額は3,000円と思ったより安かったです。

義母に聞いてもお供え物の金額の相場は3,000~5,000円程で、あまり高い物を送ると相手も恐縮してしまうので3,000円ぐらいで十分とのこと。うんうん。そうだろうとも。

じゃあ、こちらから送るものも「お線香」でいいかと思いましたが、なんだかカウンターパンチの様なストレート過ぎるお返しに心が無さすぎる様な気もしたわけです。

「お線香」以外では「お花(飾る為に花瓶などひと手間のいる花束よりも、そのまま飾れるアレンジメントフラワーがベスト)」も喜ばれるのですが、初盆の時期も逸した遅ればせながらのお供えなのでそれは外しました。

あとはお菓子や果物です。ただし、日持ちする加工がされているもの。
缶飲料やお酒好きのご遺族なら酒類などもありですね。

要は送るにしろ手渡すにしろお供え物にさほど違いはないってことです。

法要の場面なら参列者にお供え物を小分けしたりするので、好みの入らない無難なものが良いですが、送る場合はそのご遺族家庭の趣味(お酒など)に合っていさえすれば、自分に置き換えて考えて送ってもらって嬉しいものってことで判断したら良いと思います。

私がお線香を選ばなかった理由

「お線香」はご自身でもご用意されていらっしゃるでしょうし、定番故に他の人のお供えと重なる可能性も高いです。高級線香は自分ではなかなか買わないので送る意味はありますが香りの好みもありますし、ご家庭によれば滅多に火を灯さないところもあるでしょう。送る側の体裁を保つ無難さが先行している感もそこにはあると感じます。

お供えにNGな意外なもの

嫁は「生前に叔母さんが好きだったものを送ったらどうか」と言いましたが、それはご遺族が素直に喜んでくださる場合もありますが、亡くなって日が浅い場合や若くして亡くなったなどで遺族の悲しみが強い場合は、故人の生前の思い出を彷彿とし遺族の気持ちを辛くさせてしまうケースもあるらしいので避けるのが無難。
テレビドラマで酒好きだった故人の墓に日本酒をかけてあげるシーンなど見たことがありますが、あれは相手がお墓だからOKってことですね。

ということで今回私が選んだお供えは、「お花」ではなく、裕福な従兄の家庭の優雅なひと時に花を添える「お茶」。お茶で贈答品となれば丸い缶に入ったものがイメージに浮かぶのですが、もっとお洒落なセンスのお茶屋さんを見つけました。

三國屋善五郎というマツモトキヨシに匹敵するフルネームのお茶の会社です。私はイオンモールの中の専門店街のお店で購入しましたがネットでも購入できます。ギフト用にもしっかり対応されていますのでお供えのノシもキッチリつけてくれますよ。よければご参考になさってくださいませ。

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