ADHDをオープンにしてその後・ポジティブである為に

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疎外感の強い今日この頃

私の働いている部署はチーフ、サブチーフ含めて全員で4人のデスクワークです。私以外は全員女性です。ですので、仕事中の雑談が半端ではないです。私以外。

女の子たちは以前に主任(男性)から「他部署からクレームがきている」と注意を受けて、しばし大人しくなったのですが、主任が他部署に異動しそれまで補佐だった女性チーフがトップリーダーとなってからは歯止めが利かなくなりました。

まあ、女性だから雑談するという言い方は差別的かなとも思いましたが、スイーツの話や占いの話恋愛の話、果ては生理の話まで仕事に関係のないガールズトークが朝から退勤の時間までとめどなく話し続けられているのは男性の職場では見たことの無かった光景です。それでも仕事はこなしておられますので器用なものです。

ADHDの私がそんなことをしたら仕事は遅れミスが多発することでしょう。だから一切会話には入っていきません(ADHD故、頭の中ではつっこみたいときもしばしばありますが堪えています)。また女性陣からの雑談の話も一切振られることもなく、業務に関わる必要最小限のドライで冷ややかな言葉がかけられるだけなのですごい疎外感です(笑)

理解を深めるのは経験

でも、今は貴重な経験をしているなと思います。誰も理解者がいない孤独な四面楚歌の立場の人の気持ちが頭でなく気持ちで理解出来ました。

親に叱られる子どもの気持ちも良く理解できたのは子育て中の私には恵みでした。親は子よりも強い立場であることから油断をすると無意識のうちに子供に安易に必要以上の厳しい言葉をなげたり気持ちをぶつけたりしてしまうことがあります。

安易にというのは自分の思い込みでの判断をしてしまうということです。子どもの真意が分かった時でさえも親は体裁を維持するために強引に自己正当化したり、声を荒げたりして飽くまで子どもを悪者にしようとする時があります。後でクールダウンしてくると自己嫌悪になったり、子どもに優しくしたりする人もいますが、日を置くとまた繰り返します。

今の仕事場での私の置かれている状況はこの子どもの立場と非常によく似ています。仕事で人よりミスをし処理速度が遅い、つまり仕事が出来ない者は仕事場では悪者です。本人もそれを分かっているので萎縮、恐縮するのでなおのこと相手の攻撃性を刺激してしまいます。

あと関係あるかどうかは定かではないですが、怒りっぽい二人は共に配偶者の愚痴をこぼし、別れたいと言っています。こういう潜在的な不満も関係していると思います。

我が家は家族関係だけはパラダイスなみに満たされています。

もしかしたら、お金は決して余裕はないけれど、心は満たされている人というのは、そんな風に考えられない人や満たされていない境遇の人から見ると能天気な腹立たしい雰囲気を漂よわせているのかも知れません。なので能天気な人が好きな人からは好かれるので、私の人生は人気者もいじめられっ子も経験することが多かったです。

解決ポイントは受け止め方にあり

なんか最近は哲学的になる時間が増えてきました。

ADHDであろうがなかろうが、天然ボケの人はそういう人であるのに変わりはないわけです。それが治らなければ(「治る」というのも言葉として正しいか疑わしいですが)、いわゆるしっかりした人たちから言葉や態度の暴力で精神的な袋叩きにあっても文句は言えないのでしょうか?

そんなことはない事は大抵の良識ある人は理解されているとは思いますが、現実にはそういう人達でさえ辛辣な態度をとってしまう事が少なくないです。これは動物の本能が残っている人間の性ですので、これを変えようとするのは本人の自発的な事でない限り至難の業でしょう。

それよりも私は自身の受け止め方を変えることに意識を向けるようにしています。現実にパンチやキックや噛みつき攻撃があるならベスト・キッドのように奮起して習わなければならないでしょうが、言葉や態度の攻撃なら、自分の内面の受け止め方を練習すればいいだけですから実現は黒帯を取るよりも容易です。

受け止め方と言ってもどうすれば良いのでしょう?

それは一言で言って「人の評価を気にしない」ことです。

ADHDの人に限ったことではありませんが、人の評価が気になるという人は、ある意味人にコントロールされているわけです。

劣等感の用い方

ADHDの人は劣等感を抱きやすいのですが、私は劣等感を「気にする(コントロールされる)材料」ではなく、問題解決の為にだけ使うように心がけています。

ミスをしたら、ミスの対策を考え、その対策でまたミスをしたら更に対策を考える。それでどうしてもうまくいかないなら別の道も考える。気にせず・に・考えましょう。

否定的な人の気持ち(評価)を気にしても、その人の気持ちが好意的に変わってくれるわけでもありません。それを変えようとすれば説明が多くなりがちで、しかも否定的な人に対して説明は言い訳としてしか伝わらない事が殆どですので徒労です。

気にしない「人の評価」・考えよう「対策」

ちなみに私の行っている対策とは仕事手順のフローチャート化やメモ、付箋で仕事ポイントの目印作り、家族に忘れ物チェックの声掛けをしてもらう、医師やカウンセラーへの相談などなどです。

それでも気持ちが疲れることは皆無ではありませんので、そんな時は簡単なメディテーションをすると肩や頭の筋肉などが緩むのを感じますのでストレスが解放されているのでしょう。

気にする時間は落ち込みを生み、考える時間は希望へと繋がる。ってことですね☆

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