逆流性食道炎の次に今度は私の目に異変が起きています。
ふとした時に青色発光ダイオードの様な光の点線が一瞬見えてしまうようになりました。
霊視能力が発現したなどとは思えぬ私は不安で仕方がありません。
無いはずの光が見えるのを光視症というのだそうです。
その主な原因は目の中の硝子体というゼリー状の組織が網膜から剥がれ始めた時に、網膜を引っ張りその刺激で光として感じるそうです。
まあ老化現象でして、硝子体が網膜から剝がれきるとその様な症状もなくなるのだとか。
ただ硝子体が剥がれきるまでに、硝子体の引っ張りに網膜が耐え切れずに網膜自体までもが剥離してしまうことがあり、そうなると手術が必要です。
しかし、この青色LEDイルミネーションはキラキラと本当に綺麗で、しかも目を動かしても必ずしも出るわけではなく、光視症の様に硝子体の動きが影響しているわけではなさそうです。
何はともあれ今日、眼科に行きました。
医師から問診で「過去に目の手術をしたことはありますか?」と聞かれ「手術はないですが、小学生の頃に目に痛みを感じ眼科病院に行ったところ目の奥に金属の塊が発見され鉗子で取り出してもらったことがある」と告げました。
その時の医師も今日の医師もわけが分からず「なんででしょうね」とおっしゃるばかりでした。
当然私もそんな金属が目に入ったらその時点で叫ぶでしょうに、全く身に覚えがなく今になってもわけが分かりません。
さて、とりあえず目の中をくまなく診ていただくために瞳孔を開く目薬を差しました。
生きているのに瞳孔が開いている私は「ゾンビが見ている世界はこんな感じかなぁ」などと妄想してしまいました。
ゾンビと言えばハイチのブードゥー教(ブーズー教)ですが、ブードゥー教には呪いをかけるのを職務にしている人がいまして、その人に呪いをかけられた人は身体の中から針が何本も出てくるようになるらしいです。その針が写ったレントゲン写真を何かの本で見た記憶があります。
私の目の金属の塊も何かの呪いだったのでしょうか?と医師に聞くこともできぬまま、眩しさに耐えながら目の中をくまなく見ていただきました。
その結果、私の網膜はきれいで問題ないとのことでした。
結局、飛蚊症との診断で終わりました。
しかし小さいころから飛蚊症があり、たくさんの糸くずや泡みたいなのもが泳いでいる世界を見ながら育ってきた私には、光が現れる場所と形が常に同じで目の動きにも無関係であるこの症状が飛蚊症だとはとても考えられません。
そのことを訴えますが先生は飛蚊症の説明で押し通し、飛蚊症も色んな見え方をするからという苦しい説明で終わってしまいました。
そもそも飛蚊症って蚊が飛ぶように見えるから飛蚊症っていうんです。
この青色LEDは目をどれだけ動かしても飛ばないです。動かないです。つまり硝子体の中で漂っているものが起こす飛蚊症とはその時点で別物扱いでしょう。
またひとつ私の身体に医師では解決できない謎の症状が加わりました。
果たしてミステリアスな症状の宝庫の私の身体の謎を解き明かし解決してくれる人は現れるのでしょうか?
やはり、色んな療法を試していかねばならないようです。