前兆のある偏頭痛(旧病名:典型型偏頭痛、古典的偏頭痛)

最近病気のデパートと化してきている私ですが、私は幼い頃からふとした時に、見ている世界の雰囲気が何とも言いようのない変化を起こす時がありました。

その世界にシフトしてしまうと、見ている物が変化するわけではないのですが、なんと言うか世界の立体感が乏しくなるというか、迫ってくる感じが増すというか、把握するのに疲れが増す感じになります。

今思えば発達障害に見られる症状に似ていますが、常にではなくたまに起きるというのが違います。

そんな私ですが、その症状も成長するにつれて頻度は減っていき、シフトしそうになっても意識で堪えればその世界に引きずり込まれずに済むようにも出来るようになりました。

ところが中学一年生のある日の事。友人宅へ遊びに行こうと出かけたのですが、その道すがらその友人の名前が思い出せなくなっている事に気が付きました。それどころか、段々と日本語自体が思い出せなくなってきたのです。

私は恐怖を感じて急いで家に帰りました。とにかく寝るしか出来る事がなかったので即行で昼寝。そして目覚めた時には嘘のように症状が消えていました。疲れていたのかなと思い、そのうちそういった事があったことも忘れていったのです。

しかし、中学二年生になったある日にまたしても同じ現象が起きました。高校生になっても一年に一回くらいは起き、社会人になると半年に一回ぐらいからそれ以上に増えてきました。最初の脳神経外科では一過性脳虚血発作の疑いがあると言われましたが、CTを受けても異常は無いのであくまでも「疑い」。処置もしようがないとのこと。

そのうち、この症状が出た後は頭痛に必ず襲われていることに気が付き、次の病院ではCTに加えMRIも撮りましたが血管も綺麗で異常なし。医師曰く、私の偏頭痛は「前兆のある偏頭痛(旧病名:典型型偏頭痛、古典的偏頭痛)」と呼ばれるもので、偏頭痛が起きる前に必ず前兆発作が起きるものとのこと。

発作は人によって様々ですが最も平均して発症するのは「閃輝暗点」と言って、視界の中にギラギラとした幾何学模様の様なギザギザの光が現れ段々と視界がその光に占領されていくものです。

私も閃輝暗点は必ず発症しますが、その他にも言葉が分からなくなります。聞いても分からない、勿論話せない。家族の名前すら思い出しも組み立ても出来なくなります。そして、舌や手足が痺れたりすることも多いです。

名医と呼ばれる医師の在籍する脳神経外科の病院にも行きましたが、「いつ発症するかわからない症状の為に薬を飲み続けるのはデメリットの方が大きいし、効果があるとも断言できない。また症状が出てから薬を飲んで間に合う様な発作でもない。」と、とにかくストレスをためずに睡眠をよくとって上手く付き合っていきましょうとの指示があったのみ。

睡眠たっぷり、ストレスって何?というような幸せな学生時代からも発症していたので、医師としては事実上お手上げ状態。

そんなこんなで医師は頼りにはしていますが、頼り切ってはいけないなとも痛感しています。医師がお手上げなら、医師とは違う方向からの解決策を探さないといけないです。以前に気功の話をちょろっとしましたが、最近気になる気功の使い手を見つけました。

その続きはまた明日にでも。

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