漢方医院 通院二回目

初診から2週間経ち二回目の診察を受けに行きました。

実は今回はちょっと失敗してしまいました。

漢方薬というのは白湯で飲なければならないのですが、最初の1週間は間違って水で飲んでしまっていたのです。漢方薬って、そもそもが薬草などをお湯で煎じた薬ですからね。漢方の粉薬は煎じ薬の水分を飛ばしたエキスを顆粒にしたものです。新薬の様に水で飲んでは効き目が弱まります。

そのことを正直に伝えますと、本当は服薬を始めて2週間経過した今日、血液検査の採血を行う予定でしたが、実質1週間なので採血は次回行う事となりました。

今回、タケキャブやネキシウムなどの新薬から漢方への完全切り換えをしようとして、漢方薬のみで様子を見ていました。

最初は調子が良かったのですが、段々と胸やけが戻ってきて胸のあたりがチリチリとし始め、時には少し痛みを感じる時も出てきました。

ちょっと切り替えが急激すぎたのでしょう。即効性のあるタケキャブを飲みましたところ、胸やけはおさまりました。効き目の早さと強さはさすがの新薬です。ただ、またしても胃の調子がおかしくなってきました。ギュルギュルと音を立て始め、吐き気とまではいかないものの食欲が減退しました。

それ以降、漢方薬はお湯で飲みだしたので効果が出てきたのか新薬を飲んでいても胃の調子が段々マシになってきました。そして頃を見て、タケキャブからネキシウムに切り替えました。今後また調子を見ながら漢方に切り替えて様子を見るつもりではいます。

そして今日は新しく鼻水の薬も出していただきました。耳鼻科で出してもらう鼻水の薬はまさに鼻水の薬ですが、漢方の場合は鼻水の薬であって鼻水の薬ではありません。体の水分の代謝を整える薬なので結果として鼻水にも功を奏するのです。私は足などにむくみが少しありますので、水の代謝が悪くなっているのは明白です。漢方の鼻水の薬は体全体の水の代謝を整えるので、先生は「むくみにも、そしてもっと言えば心にも効果がある」と申しておられました。

心・・・ストレスを軽減したり、自律神経を整えるってことでしょうか。

ありがたいです。胃腸にはストレスが大敵です。逆流性食道炎の治療をしながら毎日ストレスを積み重ねていれば、それは正に焼け石に水です。全体から部分を治していくっていうのが少し実感し始めた今日の通院でした。

鼻水の薬を飲んでストレスを軽減するだなんて、耳鼻科ではあり得ない話です。

病を心身全体から診る漢方に早くも面白さを感じている私です。

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