私が仕事から戻ると小一の息子は自宅ドアまで走ってきてお帰りと言って迎えてくれ、部屋に入ると必ず遊んでくれるよう求めてきます。座敷犬を彷彿とするノリでございます。
私は息子と遊ぶことは好きなので苦ではないのですが、結構用事持ちでもあるので仕事帰りはなかなか時間が空けれません。
そこで私は10分と時間を限定して遊んでいるのですが、その10分は必ず遊んでくれるというのが嬉しいようで、息子はその10分に対して「え~・・・」などと不満を漏らしたことがないです。
スマホのタイマーを設定して遊び始めるのですが、遊ぶ内容によればアラームが鳴って即終了というわけにはいきません(例えば戦いごっこなら、決着がつく必要があります。)が、アラームが鳴るとそこから終息に向けてのストーリーに変わり間もなく遊びは終わりを告げる事となります。
息子の様子を見ていると、子どもは親が考えるよりも時間の量よりも過ごせた時間の質の方で満足感が決まるということが良く分かります。私の場合は10分という時間なら手抜きせずに遊べるので10分設定にしています。
10分遊び自体には不満を漏らしたことの無い息子ですが、一度私が用事で急いでいた時に怪獣の人形を使った戦いごっこのエンディングを適当に無理やりな終わらせ方をした時に、息子は今日はあまり良い時間ではなかったみたいなことを妻に漏らしていました。
いい時間が過ごせたか否かというのは大人も子供も感じ方に差はないのだなぁと強く感じました。
子どもが二人以上いらっしゃる親御さんは、こどもの親独占欲に頭を悩ます事もあるかも知れませんが、遊びや甘えを他の兄弟姉妹に邪魔されず親を独占できるその子だけとの特別タイムを日替わりや順番制でハッキリと決めて10分だけでも持つとそれぞれの子どもの満足感を満たせてあげれるのではないでしょうか。
我が家の息子は一人っ子なのでそのような場面に出くわすことはないのですが、誰かの事を可愛いと言うと「やきもちやく~!」と言います。
テレビに映っていたパンダの赤ちゃんのことを可愛いと言っても「やきもちやく~!」と云うのですから、もし兄弟姉妹がいたら相当な独占欲を見せていたのではないかと思います。
まあ、さすがにパンダの時は本人もおかしなことを言っているという事を分かって言っているのか自分で言いながら半笑いになったりもしていましたが。
息子には、誰かに可愛いと言っても息子自身に対しての可愛い気持ちが無くなるわけではないのだよというように「やきもち」を感じる事についてのおかしさについてはその都度教えてきましたので、もう今では「やきもちやく~!」も息子のギャグとなってきている様ではあります。