逆流性食道炎に代替医療 オステオパシー

漢方薬を導入してからの逆流性食道炎の状態ですが、治癒したという感じには未だ至っておりません。ネキシウムをやめると胸やけを感じ始める事が多いです。

私の場合は難治性になるのでしょうね。新薬脱出というのはそんなに簡単に出来るものではない事が段々実感を通して分かってきました。

しかしながら、漢方薬を併用していると新薬を服用した後の胃腸の気持ち悪さが軽減します。今のところはまだ症状を見ながら、新薬を止めれるほどにバッチリ鍵が合う漢方薬を漢方医と共に探しているところです。今後更に好転するかもしれませんが、現段階での私にとっての漢方薬は新薬ありきの補助的な薬という印象です。

漢方薬はたとえ胃の症状でも身体全体の繋がりの中で原因を探りますので根治に繋がる可能性がありますが、新薬は本当にその部分だけの作用しかありません(副作用は別として)。

タケキャブやネキシウムなどの新薬は胃酸を抑える強い働きがあるので、胸やけなどの自覚症状は無くなったり軽くなるので、改善されていると思う人もいますが、逆流性食道炎の最大の原因は胃の噴門(食物が食道から胃に入る開閉する門)が開きっぱなし故に起きる胃酸の逆流です。

新薬は噴門の開閉には作用しません。なので、服薬を止めると胃酸の強さが戻り、胸やけ等の症状が再発します。

私が胃腸クリニックの医師に完治の予定を聞くと「何カ月も何年もかかります。一生治らないと言う医師もいます。」と言われたのは当然と言えば当然です。医師は症状だけをコントロールするだけで、あとはせいぜい生活習慣についてのアドバイスをする程度で、治癒の鍵である患者本人の持っている自律神経の働きを改善する直接のサポートをしたりはできないのですから。

自律神経と言えば睡眠リズムなどの生活習慣も大事ですが、ストレスマネジメントも大事なので、心理療法、精神療法も一つの方法だと思います。

私の場合はADHDの件で心理クリニックに何度か通いましたが、はっきり言って費用対効果が低かったです。仕事場での工夫や気持ちの扱い方などは一度話を聞けば自分で出来るレベルだし、精神療法の面談時間はもともと自分でも分かっていた事を改めて意識化できた程度だったので二回行っただけで通院をやめました。

その他のアプローチとして今までに気功や整体を受けたことはありますが、逆流性食道炎は改善した感があまりありませんでした。

さだじぃ。さんの気功でも逆流性食道炎はあまり治癒の実感が持てていません。ですが偏頭痛には効いた様でここ何カ月も発作が出ておりませんので、何かが逆流性食道炎のトリガーポイントの様にヒットすれば好転するとは思います。

トリガーポイントというのは整体によくでてくる言葉で、その症状や痛みを取り除くのに効果的な、症状を起こしている原因に働きかける箇所ということです。

東洋医学は症状を身体全体のネットワークから紐解いていきますので、胃に繋がる原因を漢方医と共に薬を当てはめながら探っているわけですが、気功も氣が出ているからと言ってとにかく体に氣を入れれば良いってものではなく、適切な箇所や内臓に氣を当てて初めて効果が現れる事もある様です。

今回は気功の様なエネルギー的な技術ではなく、もっとフィジカルに直接肉体に働きかける整体を試みました。その整体というのはオステオパシーです。

実はオステオパシーにはいくつか流派がありまして、アメリカで発症しイギリスに渡り、フランスにも渡りました。日本にも入ってきてはいますが、日本独自の歩みの歴史は浅く海外に比べるとその技術の普及レベルには遅れをとっています。

今回見つけた整体師を選んだ理由はオステオパシーが成熟している国であるフランス政府の公認を受けている日本で唯一の教育機関(スティル・アカデミー・ジャパン)を卒業している事、料金が良心的な事、治癒に至るまでの目安日数を具体的に提示してあり、しかも短期間であること。プロスポーツ選手のサポートも本格的に行っていること。理学療法士など各種国家資格保持者であること。などが挙げられます。

整体業界は直接人の身体に物理的力を加えるにも関わらず国家資格を持たない自称セラピストが多いです。首などに国家資格者でもない人に力を加えられたりするのには恐怖を感じます。

オステオパシーにはまだ二回しか行っていないので、今は服薬を徐々に減らして段階で、まだ今の状態が薬によるものかオステオパシーによるものなのかが分からないので、ハッキリしたレポートをかけるようになればまた記事にしていきますね。

次の施術は二週間後ぐらいになります。

ちなみに私の通っているオステオパシーセンターの名前は大阪オステオパシーセンターです。柔道整復師などの整体技法と比べると非常にソフトな手技で、初めての人は不思議な感じを受けるかもしれません。

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