運動会の季節に思いをはせる
昨日は息子の初めての運動会at小学校でございました。
秋の運動会だったとは言え、日差しは夏日の如く強かったのでまだ腕や首がヒリヒリしてます。
本当、運動会は秋がベストシーズンですね。
もし夏の運動会なんてあったら地獄絵図でしょうし、冬の運動会があれば悲壮感漂う我慢大会が繰り広げられるでしょう。
でも春は?春は運動会してもいいんじゃないですか?
息子は小学一年生ですが春に運動会をすれば新入生同士の交流を促し結束を強めるスタートダッシュとしても功を奏しそうじゃないですか。
と思い何気なくネット散策をしていたら、もう5年も前に株式会社神奈川新聞社のWEBサイトであるカナロコにまさにそれについての記事が出ていました。
運動会と言えば秋の風物詩だが実際には秋(9~10月)よりも春(5~6月)に開催する公立小中学校が都市部を中心に増えている。ことしの川崎市内では全小学校113校のうち、運動会を秋に開いたのは2、3校にとどまった。文化祭など他の学校行事との調整や、厳しい残暑の中での練習による熱中症を防ぐのが目的だ。
カナロコより抜粋
ええ~っ!!もう時代は春主流ですやん!私の住む区域近辺はまだまだ秋に開催しているところばかりですので驚きました。
そして私が思ったのと同じく、年度の早いうちからクラスの結束を高める事を狙うケースもあると言う事も書いてありました。うんうん。そうだろそうだろ。
運動会が秋のモノで始まった事に対する自論
あと、誰が言いだしたか知らないですが、運動会が秋の開催が一般的だった理由を昔の日本は農業従事者が多く、春は田植えなどで忙しいので運動会を秋に開催していたといった内容の記事が複数のサイトで多く目につきました。
しかし、この話は私にはあまりピンとこなかったですね。いくら農業の忙しい時期と言っても運動会ってたった1日ですよ?
一年の中で田植えが出来る日が1日しかないのなら運動会と日が重なったら絶対田植えの方を選ぶと思いますが、そんなわけないですから。
農家の親御さんたちも年に一回の運動会の日は農作業を休みにして子どもの活躍を見に行ってた思います。
ではなぜ秋に運動会をしていたのか?それは最初の運動会を開催した人達が学校行事との兼ね合いやクラスの結束などについてまで考えを及ばせられず、秋は運動するには一番快適だというイメージで決めたというのが本当のところじゃないでしょうか?
春と秋。気温は同じようなものですが、日の光や雲の形など印象は明らかに違います。植物達も芽吹いていく季節と、枯れていく季節との違いを見せてくれます。虫の声も違います。
芸術の秋、読書の秋と言う言葉がある様に秋にはシャープなイメージがあります。春は言わずもがなハッピーなイメージです。
春と秋との運動会とではそのイメージもきっと違うことでしょう。
近い将来、息子の通う小学校も春の運動会に変わるのかも知れません。その時に今の運動会との印象との違いは一体どんなだろうかと少し楽しみにしている私であります。
競い合う事の無い運動会なんて
あと一頃、順位をつけない種目で構成された順位のない運動会というのが世に波紋を投げかけたことがありましたが、今もそういう学校はあるのでしょうかね。息子の運動会では徒競走も綱引きもありましたし、それどころか全種目に点数が割り当てられ、最後は合計点で順位が決められるというバリバリ順位のある運動会でした。
1位になったグループは一番勝利の雄たけびが大きかったですが、どのグループもそれぞれの順位発表でお互いを讃える拍手をしていました。また、校長先生も1位になれなかった他のグループにも「チームワークが良かったで賞」などの讃え方をそれぞれにしていたところに気遣いと思いやりを感じました。
順位を差別や優劣を生む為のものと受け止めず、自分の得手不得手をみつけたり、切磋琢磨の動機としたりするお互いの存在がなくては成り立たない大切なものとすれば、それはお互いの存在に感謝できるきっかけともなるものだと思いました。
ありがとう運動会^^