理不尽な言動に対する私のストレス解消

目次

職場の理不尽は日常茶飯事

何かと失敗しやすいADHDの私は、日々心の持ち方を工夫して仕事に臨んではいるのですが、それでも辛い時はありますよ。

一昨日もですね。仕事の具体的な内容は守秘義務ゆえに書く事ができないのですが、ある回答書類を作成していたんです。

その回答内容がこれで良いのか、隣の同僚に確認の為に聞いたら同僚も同見解だったので安心して上司の補佐であるチーフに手渡したのです。

私の書類を見たチーフは「この場合はこういう回答はしないと決めたじゃないの。みんなに言ったでしょ!」と大きな声で言うわけです。

隣で黙り込む同僚には罪はないので「そうですか、すみません」と謝るしかない私に、更に追い打ちをかけて「みんな知ってるで。大丈夫ぅ?」と言われます。机の衝立を隔てた向かいで仕事をする他部署の方々にも筒抜けで、間抜けイメージの私が拡散されます。

普段なら「そうか。覚えていないのは自分だけなのか。」と落ち込むところですが、先に同僚に聞いた時に同僚も知らなかった(覚えていない?)と言ってたのでそれは避けられました。ちなみに同僚は全員で二人ですがもう一人の同僚もその件について覚えがなかったです。

このチーフは私の天然ボケを良い事に時々自身に都合の良いように話しを作る。まあ、こういうのを理不尽と言うのでしょう。しかし理不尽なことをされていると捉えるだけでは、理不尽は理不尽なだけのまま。

そのストレスは自分を苦しませるでしょう。私の前の部署の同僚は以前に相当理不尽なことがあったらしく何度壁を殴ったか分からないと言っていました。

それも一つの発散の仕方でしょう。でも私には向いていない。そんなことをしても手が痛いし、何よりも全然スッキリしない。

しかし、自分の心に留めているだけではストレスが溜まり身体に悪い。

私の理不尽ストレス解消法

そこで私はその理不尽な出来事による割り切れない気持ちを言葉にしてみました。すると胸の中にあった何かが言葉と共にガスの様に出て行ったかの如く軽くなりました。独り言の効果って侮れませんね。

あと両手でドラムの連打をするみたいに感情をその動きで発散したりもしましたが、これも効果ありです。壁を叩くよりもエアドラムしましょう☆

近くに木があるのなら木の枝をわさわさとふるわせたりするのも効果があると思います。毛虫と人目には気を付けなければならないですが。

お風呂はシャワー浴よりも湯船に浸かる方が断然リラクゼーション効果がありますし、風呂に入った時に歌うのは私の日課ですが、これもストレス解消に一役買っているでしょう。

独り言でもなんでもいいですから、とにかく自分の気持ちを何か表面感覚で捉えられるものに転換してやる事がストレス解消の共通項だと思います。

ストレスから生まれた気づき

そして心に余裕が出来たらその出来事を結構客観的に見れるようになりました。私が他の人よりミスを起こしやすいのは事実。それがチーフに偏見と思い込みを生んだのでしょう。でもだからと言ってチーフの言動が理不尽なものであったのも事実。

この出来事を心の目で見つめ直しているうちに、チーフの理不尽な言動の中には自分を含めた全ての人を映す鏡があるなぁと気づいたわけです。

チーフからしたら天然ボケの私は大義名分の通る弱者なのでしょう。

それは「頭が悪かったり、容姿が悪かったりするクラスメイトに対する虐め」「自我を制御しきれていない幼い子どもに対して乱暴に叱る(怒る)親」「スキャンダルを起こした有名人に対するマスコミの執拗な追及や一般人によるネットの書き込み」「金を払う側の立場であるのを良い事に必要以上に客の権力を行使する横柄な人やクレーマー」などなど。

自分が相手を攻撃することに何らかの大義名分を与えてくれる存在が弱い(力の弱さ、立場の弱さ)場合、多くの人は攻撃的になります。

「そうか、人として至極自然な大多数の人に起こるべくして起こる事がチーフに起きたのだなぁ。」と思った時、理不尽な言動はチーフの強さではなく、多くの人間が抱える弱い部分であるという事に気づきました。

湧き起こった許し

人の持つ弱さなのだとの理解が出来た途端、許せる気持ちが自然と湧き起こり私の心がスッと楽になりました。

チーフから理不尽なことを言われストレスを感じていたので、許すことで楽になったのは意外でした。許すって、許す側の方が立場が強いイメージがありましたから。

許すっていうのは相手に向けての事だけでなく、その相手に囚われている自分を解放することでもあるんですよね。だから楽になる。許すって言葉はなんだか偉そうな響きを感じる部分もありますが相手の弱さ未熟さを理解すること、そしてその中に自分の要素をも認める事により至る事が出来るのではないかなと思いました。


投稿日

カテゴリー:

, ,

投稿者:

タグ: