21世紀の娯楽 テレビゲーム
私が子どもの頃に比べて、今の時代は娯楽が充実していると言うか、飽和状態と言っても良いです。いつからそうなってきたかと言うと通信技術、コンピューター技術が発達してからでしょう。
思い起こせば1970年代半ばだったか、テレビゲームがゲームセンターに登場したときに「テ、テレビの中の映ってるものを操作できるぅ!?」とテレビ画面の真ん中に境界線があるだけで、ドットで出来た球をドットで出来たバーをラケットにし画面上下に動かして打ち返すだけのシンプルなピンポンゲームに興奮し未来を感じていたのを覚えています。
その後コンピューターゲームは進化を加速し、ファミコンに代表される家庭用テレビゲーム機が普及し、私もドラゴンクエストの洗礼を受け、あまりの面白さに気が付いたら朝になっていた事もありました。私は絵を描いていて朝になったこともあるので、好きな事には集中しすぎてしまうADHDの特性も関係しているとは思いますが。
まあ、でも徹夜でゲームできる日なんてそうそうあるわけではないです。フライデーナイト、サタデーナイトなど休日前や連休の時ぐらいです。
なのでまだなんとかメリハリがついていました。
でも、スマホが普及しゲームが常に手元にある時代となった今、メリハリは自分自身がしっかり意識しないと、気が付くと一日の大半をゲームに費やしているってことになってしまいます。
オンラインゲームは悪魔の囁きか?
特にスマホのゲームはオンラインゲームが多く、時間に追い立てられるゲーム仕様になっているのが殆どで、同僚の女の子達を見ているとお昼休みの食事が終わると仕事開始までスマホゲーム、午後の小休憩にスマホゲーム、帰りの電車でスマホゲーム。毎日このパターンです。
イベントの日などはスマホ片手にご飯を食べてる姿も見ることがあります。
私もオンラインゲーム「星のドラゴンクエスト」が好きでやっていますので、時間が来てポイントがたまるときっちり消費してしまわないと勿体ない、イベントはパーフェクトクリアしなければ気持ちが悪いという感覚はすごく良く分かります。
でもそんな私も、ゲームが一段落したときにふと虚しさを感じてしまうのです。
ゲームが終わって何が残ったのか?と。
ゲーム頭をクールダウンしてみよう
テレビゲームってヤツはあっという間に大量の時間を消費します。この時間を例えば英語の勉強に使っていたら、一年後には自分自身の英語レベルに明らかな差が生まれていると思うんですよね。
英語でなくても、楽器や歌の練習、運動や肉体鍛錬などに同じ時間を費やして一年経過したら・・・?
私も「ドラクエ」や「FF」が好きですしゲームを否定はしません。でもオンラインゲームは気分転換としてけじめをつけて愉しむ事を忘れると、ゲームに憑りつかれてしまいます。それはゲームならオンラインでなくても同様ですが、特にオンラインは追い立てる力が強いので自制心を失いがちです。
映画やコンサートなども現実逃避ですが、限定された時間の中でこそのリフレッシュを与えてくれますし、時には自身のモノの見方や考え方を深めたり拡げてくれることもあり、自分の生き方に良い影響を与えてくれることもあります。
あなたがオンラインゲームを愉しんでいるというよりも、むしろ追い立てられていると感じることがあるならば、一度そのゲームはストップした方が良いです。
一週間もたてば、何か自分の精神状態に変化が現れると思います。
ここのところオンラインゲームを中断させている私は、明らかに日常の中で気持ちの余裕を感じています。