誕生日にバースデーサービスをしてくれるファミレスへ行きました。
HAPPYBIRTHDAYの音楽をかけてくれて、ちょっとこそばゆい感じになってきたタイミングで写真撮影サービスです。
キャンドルを立てたケーキを前に親子三人で記念撮影した写真は、あとで写真立てに入れてプレゼントしてくださいます。
まあ実のところは、このようなサービスが目当てではなく、ケーキが貰えるというのが息子と嫁さんのお目当てだったわけでした。
でも親子3人揃った写真は普段は自分ではなかなか撮れないので、結局は出来上がった写真を喜んで見ていましたけれどもね。
思い起こせばこうした誕生日イベントを飲食業者が行ったのはハンバーガーショップが先駆けだったのではないでしょうか?
ハンバーガーも海外から流入してきたものですが、誕生日パーティーも恐らく海外から入ってきたか、海外の真似をしたのではないでしょうか。バースデイケーキは誕生日祝いに必須のアイテムになっていますが、そもそもケーキ自体がヨーロッパから日本にやってきたものですから。
バースデー和菓子というのもありますが、これはバースデーケーキの風習に乗っかって生み出したものですからね。
お誕生日おめでとうと言う言葉。そのおめでとうは何がおめでたいのかと問う人がいます。
私はここは難しく考えず、無事成長できたという事を一年を区切りとして良かったねと喜び合うことだと思っています。
そう言えばお正月も何がめでたいのだと問う人は少なくないですが、これは農作物や神様に対する感謝の気持ちが元となっているといった話を聞いたことがありますが、今の時代のおめでとうの気持ちは一年を過ごし無事に新年を迎えれて良かったねおめでとうと言う感じではないでしょうか。
誕生日にしろ新年にしろその「おめでとう」には命に対する慈しみやありがたみが込められているように感じます。
「HAPPY BIRTHDAY!」よりも「お誕生日おめでとう」、「HAPPY NEWYEAR!」よりも「明けましておめでとう」の方がほっこりした気持ちになる気がするのはそういった事があるからかも知れないなと思ったりします。
「おめでとう」や「ありがとう」は暖かい気持ちを届けてくれる言葉だと思います。
昨今言葉が短縮されることが多くなりましたが、大切な言葉まで短縮するのは日本の良い文化まで削り損なわれてしまう気がします。
職場のいい大人ですら「すみません」を「すぁーせん」、「ありがとうございます」を「あざっす」と言っているのを聞くときがありますが、相手に対する感謝の気持ちまで短縮されてしまうような気がします。
来年の話をすると鬼が笑いますが、願わくば来年の正月は息子に「あけおめ」ではなく「あけましておめでとう」と言ってほしいものです。