私の職場は派遣社員が多いので派遣社員の比率としては男性と女性とでは7:3程の割合です。
ちなみに私の部署の同僚には私以外に男性はいません。
私は女性の多い職場で働いた経験が多いのでそういうのは苦にはなりません。
でも、今の部署は女性が多すぎて、女子校並みに女性の生々しい姿が垣間見えてしまう事が多く、男性の勝手な女性美化が壊れていくのが辛いところです。
その中で最近よく耳にするのが旦那さんの話や子供の話。
同僚のチーフとサブチーフの会話も「人生やり直せるなら今のバカ旦那とは一緒になりたくない。お金を持って帰るから一緒に暮らしてるけど」とか「将来の事を考えたら子どもは女の子の方が良かった。息子に色々とつぎ込んだのに、結局全て嫁に流れていくから」とか、打算で考えるのが癖になっているのかなと思えるほど寒々としたセリフが飛び交います。
二人とも頭の回転が速く記憶力も良いのですが、家庭の幸せ感を感じる話を聞いたことがないです。そして当然の様に旦那さんより子どもを優先としています。
しかし、これは無理のある話です。
そもそも子どもが心の栄養を摂れるのは、家庭の暖かい雰囲気からです。暖かい雰囲気は夫婦が基盤です。親が子供に癒しを感じるのは自然ですが、子どもに癒しを求めるのは間違いです。親は子どもを保護し慈しみ癒してあげる存在です。
ましてや夫婦の仲が冷めているのでその代償に子どもとの親子関係を充実させようとしても、子どもは負担に感じてきますし、そのうち「ウザい」と言われるのがオチでしょう。それは子どもへの執着や代償行為を愛情と勘違いしている親の「愛の吸血行為」です。
打算で生きてきた人は事態がマイナスの計算になってしまうと本当に何もない状態になってしまうので、プラスになることを必死で拘り死守しようとします。だから仕事も一見良く出来る人が多いです。
でも、それはマイナスにしたくない為に頑張っているだけで、仕事に真の遣り甲斐を感じているわけではないので、その仕事が良く出来る同僚も昼休みになると「早く帰りたい~」としょっちゅう言ってたりします。
ちょっと話がずれてしまいましたが子育ての順番は、まず夫婦の愛情がしっかりとあったうえで次に子育てです。
「子はかすがい」とは言いますが、そんな言葉は結果論で、子どもの存在に頼らなければもたない夫婦の状態ではまずその関係を改善するのが最優先です。
本当に夫婦の関係が良好なものになれば下手な小細工をしなくても子どもは親を信頼し感謝も感じるでしょう。でもこの子どもに感謝を感じてもらおうとかっていう気持ち(下心)をもっちゃうとずれているわけですけどね。説明の為に書いてしまいましたが、パラドックスですね。
と言う事で、子育てにまず最優先されるべきものは夫婦仲ということでした。
夫婦仲を良いものにするために必要な事は何かという記事も書いてみたいと思いますが、それはまたの機会に。