発達障害のある人は人を信じやすいという その2

前回の記事の続きです。

あとは一世を風靡した「法の華三法行」の福永法源にも会った事があります。20代の頃の私は本当になんでも信じやすかったです。

本人と一対一でインタビューを受けて、何故か気に入られ(それも手段でしょうが)ラブコールを受けました。

しかし家族の事を救いたいとの想いが強かったものの、その為には100万円を用意してとの言葉には20代のカモネギくんもさすがに逡巡しました。

「救われた人達に直接話も聞けた。インチキならあんなにたくさんの人が押し寄せたりしないだろう。でも、万一洗脳商法などであれば逆に家族や周囲に多大なる被害が及ぶことになる。」と。

ちょうどその頃に自身の持病の相談をしていた宝屋敷秀利さんという知る人ぞ知るフーチの名人(振り子の動きで様々な事を読み取る方法。ある目的で知人の写真を送ったところフーチで読み取ったその人の性格があまりにも正確に一致していたので驚きました。)との縁があり、その方に電話でそのことを聞いてみると「法の華?三法行!?多くの人が被害に遭われていますよ。よかったですね、今、電話してくれて。危なかったですね(笑)」と教えていただき難を逃れる事ができました。

それから数年後です。法の華の摘発、福永法源逮捕のニュースが世間を賑わせる事となったのは。でも聞くところによるとまた復活しているとか。今やなんにも感じないですが、すごい生命力ですね。

宝屋敷秀利さんについて知っている人は少ないと思いますが、ある月刊誌の記事に本人が寄稿されていた記事を読み、私がご本人に連絡し直接お会いしたのですが、的確なフーチの技術や宗教団体にヘッドハンティングされるほどの(本人はその密談を一蹴されました)不思議な能力を持っていらっしゃりながら、医療関係者等とも密に連携を取られアドバイザーもされたり科学的なアプローチにも詳しいという稀有な方でした。

その当時は私も介護職に就いていたので、介護関連の企業との橋渡しもしてくださいました。

その企業の製品(セラミックコーティングしたシーツ)は褥瘡の改善や細菌の繁殖を防ぐなどとても素晴らしいものだったのでなんとか施設に導入してもらいたかったのですが、残念ながら施設側は導入する決断はしてくれませんでした。

宝屋敷さんには感謝の意から何年間かは年賀状をやり取りもしていましたが、そのうち転居により年賀状も返ってくるようになり今ではどこにいらっしゃるかも分かりません。

テレビ業界の繋がりか何かで小堺一機さん(もしかしたら関根勤さんだったかも)にお会いしたお話もされていました。

紳士的で知的で優しく精神力の強さを感じる人でした。

所在をご存知の方がいらっしゃれば、ぜひお問合わせからご連絡いただければありがたいです。

 

それはさておき、その頃の私は本当にあらゆる面でカモでした。

 

でもそれは、事が自分の範囲だけで収まる場合に限ります。

自分が信じたことによって、その信じたことを人にも真実であると伝えると、もし私が騙されていた場合は間接的に私が騙す片棒を担ぐことになってしまうからです。

そこまでいかなくとも私が騙されることで、周囲に迷惑がかかったり、心配をかけたりすることもあるわけです。

私自身を常にギリギリのところで守ってくれていたのはそのことを常に忘れずにいたという姿勢です。

 

発達障害などで騙されやすくなっている方は、何事においても自分の決断によってその後どんな影響がどこまでの人に出る可能性があるか?

プラスの場合とマイナスの場合との結果のシミュレーションを行う事を必須事項として、たとえ何かを決断してしまった後でも再度考えるという事を癖づけておくことで、最悪の事態からは身を護り易くなるかと思います。

でも願わくば、人を簡単に信じても全く問題の無い世の中になって欲しいものですが。

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